本名:スタイルス真沙子(作家ネーム:真井まあの )
経歴:
2001年 九州産業大学附属九州高等学校デザイン科卒業
2004年 アルバイト後カリフォルニアサンディエゴに語学留学
2008年 San Diego Mesa College 卒業後OPTで日系のウェブ/広告デザイン会社でインターン、アルバイトをする。
2009年 語学留学時代から付き合っていた旦那と結婚。
2010年 子供向けの学習プログラム(starfall.com)のコンテンツ製作に携わる。主にFlashアニメーション、絵本のイラストなど。また趣味で描き出した4コマ漫画が日系フリーペーパーWeekly Bizに掲載。その後Weekly LALALA、San Diegoゆうゆうでも掲載。
2011年 息子出産
2012年 講談社から出版の漫画雑誌Be•Loveで「おたおたアメリカーナ -ゼロからのアメリカ留学-」(全20話) 連載 。
2015年6月 現在ニュージーランド移住中。
子供さんの性別と年齢:4歳(男の子)
南カリフォルニア暦:10年以上
Q:出産後、何が一番変わりましたか?
映画やドラマを観て泣くポイント。もともとあまり映画やドラマを観て泣くほうではなかったのですが、最近では涙もろくなり例えば親子が引き裂かれるシーンなどを観ると号泣するようになってしまいました。
Q:自分の育児ポリシーを教えて下さい。
子供の人生は子供のもの、自分の人生は自分のもの。子供はどうしようもなく可愛くても、あえて自分の100%を子供につぎ込まない。親になってみて、将来子供には、自分のやりたいことを見つけその夢を努力して叶えようというポジティブな心を持って欲しいと願うようになりました。でも自分が「子供が居るからやりたいことができなかった。」なんて思っているようでは将来子供に「夢があったら困難でも諦めないで少しずつ努力していきなさい」なんて偉そうなこと言えないなと思うようになりました。なので時間が許す限り自分の趣味や仕事など続け楽しみながら成長していきたいです。そして自分の親がそうしてくれたように子供が本当にやりたい事が見つかった時はできる限り応援してあげたいです。
Q:お父さんとの子育ての分担はどのようにしていますか?
サンディエゴでは旦那がデイケアの送り迎えや、私が忙しい時は休日子供と二人で出かけてくれたりお掃除してくれたり御飯を作ってくれたりしていました。現在はニュージーランドに引っ越したばかりでまだ生活のリズムが安定していないので今後どういう分担が一番いいのかまた模索中です。
Q:お子さんは保育園や学校に行っておられますか?
デイケアを週3日と昨年秋からは公立のプリスクールに週2日3時間ずつ通っていました。ニュージーランドでも新しい幼稚園が見つかり週3日6時間程度通うようにしました。サンディエゴのお友達と離れて寂しそうだったので、早くこちらでもたくさんお友達ができると良いなーと思います。
Q:仕事と育児の両立をしていて、両立してて良かったと思うエピソードは?逆に大変だったエピソードは?
可愛い我が子でも毎日小さい子供の世話をしているとストレスが溜まることも多々あるので、基本仕事とは言え自分一人の時間が持てるのはとても有難く良い息抜きにもなっています。大変なことは、私はフリーランスのお仕事を自宅でしているので、お仕事が少ない時は一ヶ月のデイケア代より収入がマイナスになってしまったり、逆に予想外に忙しくなってしまった時は時間が足りず夜や週末に仕事をする事になってしまうので収入やスケジュールの安定感が少ないところです。
Q:アメリカでの育児で大変だったエピソードは?その困難をどのように乗り越えましたか?
やっぱり言葉と文化の壁でしょうか。「周りのお母さんや子供達とうまくコミュニケーションが取れなかったら?」「それで子供が嫌な思いをしたらどうしよう」など以前はいろいろ不安や恐怖心がありましたが、子供はそんなことお構いなしに誰とでも仲良くなってしまう。そのお陰もあってサンディエゴで国籍問わず良いママ友達に恵まれ、今は「なるようになる〜」と開き直りました。母語が同じでも結局馬の合う人合わない人いろいろ居るので、全ての人と上手く付き合えなくても、あまり考えすぎないようにしようと思うようになりました。結局「言葉の壁」自体よりそれに対するコンプレックスが一番問題だったかも?と思います。
Q:バイリンガルになるように育児で意識していることはありますか?
日本語に興味を持ってくれるように日本の戦隊モノなどを見せるようにしていますが、最近日本に帰って思ったのがやっぱり日本語でコミュニケーションをとる機会を増やすのが一番良いと思いました。私は英語を頑張らないといけない立場ではありますが、そういう意味でも現地の日本人同士の交流も大事にしていきたいです。あと日本の家族とのビデオチャットも今後増やしていきたいです。
Q:オススメのキッズグッズを教えて下さい。
幼児用の目覚まし(?)時計。セットした時間にアラーム音が鳴るのではなく色つきのライトがつくようになっていて、時計の読み方が分からない子供でも目が覚めた時、その時計の色を見て「あ、まだ起きちゃダメな時間だ。」とか「もう起きていい時間だ。」というのがわかるようになっています。早朝に起こされる事が多くなり購入したのですが、もっと早く買っておけば良かったです。
Q:趣味やはまっているものはありますか?
6月始めからニュージーランドのウェリントンという街にやってきたのですが、コーヒーが美味しいことで有名なのでカフェを巡ってコーヒーを愉しんでいます。海が近い街なので景色が良かったり、子供用の遊び場が設けてあるカフェも少なくないので子連れでも楽しめるところが多いように思います。アートも盛んな街なのでカフェ内でアートが売られていることもあり同時にアート鑑賞もできちゃったりもします。
Q:今後の夢は何ですか?
いろんな国へ行ってみたいのと、もっと日本の家族とも会いたいので、その時間と経済力が持てるようになりたいですね。自分の好きな仕事、絵や漫画を描きながら一年のうち海外半分日本半分みたいな生活ができたらほんとに夢のようですね。旦那の出身国であり家族の住むイギリスにもいまだ行ったことがないのでとりあえずイギリスへ旅行したいです。
【インタビューを終えて】
まあのさんのやさしいタッチでユーモアたっぷりの漫画が好きで、是非彼女に子育てについて聞かせてもらいたい!とドキドキしながらお願いさせてもらった今回のインタビュー。実は、彼女が日本やニュージーランドにいるときにインタビューをさせてもらい、初の遠隔インタビューとなりました。引越しで大変なときにも関わらず気持ちよく対応してくださり、その上LALAMAMA用にプロフィールまで描いて頂けたのは本当に感激でした!漫画を読んでるだけで、彼女のお子さんと旦那さんとの素敵な関係性を感じられてつい微笑んでしまうのですが、皆さんも楽しんで頂けましたでしょうか?海を越えてのインタビューのご協力、本当にどうも有難うございました!