お名前:Sachiko Uehara
居住地:サンディエゴ
経歴:
茨城県出身。高校卒業後ソフトウェア開発の会社に就職。25歳の時に会社を辞めることを決めて、この機会に憧れのアメリカへ行ってみようと決意。なんとなく気候がよさそうという理由でサンディエゴに決めて一か月ホームステイしてのんびり過ごす予定だったのですが、英語が全く話せないのでホームステイ先でコミュニケーションがとれずに死ぬほど苦労する。そこで語学学校に行ってみることに。語学学校でアメリカのコミュニティカレッジについて知り、年齢、国籍関係なく学校に行けるチャンスがあるのならやってみようと思い一度日本に戻り、働きながら学費を貯めてアメリカに戻りコミュニティカレッジに通う。そこで今の主人と出会い結婚。カレッジ卒業後は日系の会社に就職、医療関係の学校に通うなどを経て今は専業主婦をしています。
南カリフォルニア暦:12年
お子さんの年齢と性別:5歳(女の子)、2歳(男の子)
Q:出産はどこでされましたか?自然分娩/無痛分娩/帝王切開?何か出産時の面白いエピソードがあれば教えて下さい。
二人ともアメリカで無痛分娩でした。一人目の時に破水後、陣痛が来なくて病院の廊下を何往復も歩いて、それでもダメで最終的に促進剤を使い約24時間後に長女が生まれました。二人目の時も初めに破水があったのですが、一人目の時破水後に時間がかかったので今回も時間がかかるだろうとのんびりとシャワーを浴びて、生まれるまで食べさせてもらえないからとのんびりと朝食を食べて、長女を預け先に送って行こうと車に乗って出かけたら丁度渋滞の時間帯。こんな時に車の中で陣痛が始まり「これはまずい」と思いつつ渋滞から抜け出せずにいたらどんどん陣痛が始まってしまい目的地に着いた時にはもう歩けないほどの陣痛になっていました。主人はその日仕事の都合で前夜から不在だったので、破水時に仕事場に連絡をして娘の預け先で待ち合わせをしていたのです。心配して道路に出て待っていてくれた主人と友人達を見て心底ほっとしたのと陣痛の痛みで久しぶりに泣きました。
Q:出産後何が一番変わりましたか?
睡眠時間と起床時間。子供ができる前は好きなだけ夜更かしして、朝は寝ていましたが、今は朝6時には必ず起こされます。なので夜は12時前に寝るようになりました。
Q:育児ポリシーは何ですか?
ポリシーというほどのものはありませんが、困らない程度に適当にこなす。です。パーフェクトにしようと思ったら寝る時間が無くなってしまうので、子供が今日一日野菜食べなくても明日食べさせればいいし、部屋が散らかってても後でできるとき片づければいいじゃんという感じです。これくらいじゃ死なないから平気!と思うようにしています。臨機応変でいようと思っています。あとは基本的な礼儀や挨拶などはしっかりと教えるようにしています。
Q:お子さん達はデイケア/プリスクールに通われていますか?(何歳からですか?日系ですか?現地校ですか?)
長女は4歳から現地のプリスクールに行きました。長男は1歳11か月から現地のトドラースクールに週二回行っています。
Q:今後仕事復帰を考えておられますか?それはいつ頃ですか?
いつか仕事に復帰したいと思っていますが何時ごろかは未定です。主人の転勤もあるのでチャンスがやってきたらという感じです。
Q:時間管理は大きなテーマかと思いますが、何か実践されていることはありますか?
子供二人とも赤ちゃんの頃から食事の時間と就寝時間はルーティンとして決めてあります。どんなに寝なくても意地でも8時にはベッドルームに行って部屋を暗くして寝かしつけました。なので今でも8時半には二人とも寝てしまうので夜は自由に時間が使えます。その他のことも、家に帰ってきたら提出物を出す、宿題をする、おやつを食べる、など簡単な流れを作っておくようにしています。そうすることで子供達は何をしなければいけないのか解っているので、自分で行動してくれるので助かります。
Q:旦那さんとの子育て分担はどのようにされていますか?
主人は家にいないことが多く、その間は私は家事などにも時間を取られて十分に子供と遊べないので、主人が家に居るときは思いっきり遊ぶ人担当になってもらっています。たくさん遊んでくれて、楽しい人であると同時に家の中で、一番怒らせたら怖い人でもいてもらっています。
Q:アメリカでの育児で大変だったエピソードは?その困難をどのように乗り越えましたか?
主人は仕事を休めないし家族も周りにいないので、私自身のドクターのアポイントメントの時などに子供を見ていてくれる人を探すのが少し大変でした。仕事をしている友人が多かったので子供を預けることはできず。そんな時、長女と行っていたマミーアンドミーのクラスで一緒だったママさん達に勇気を出してプレイデートをお願いしました。その中に親友と呼べるようになるほど親しくなったママさんができて、何かの時には子供を見ていてくれる、私も彼女の子供を預かれるという関係ができました。アメリカで暮らして、英語で生活をしていても自分からアメリカ人にプレイデートに誘うというのは結構ハードルが高かったんですが、勇気を振り絞ってあの時にママさん達に話しかけて本当に良かったと思います。
Q:バイリンガル/トライリンガルになるように特別にしていることはありますか?
特にありませんが、できるだけ日本語で話しかけて、できるだけ日本のTVなどを見せるようにしています。おばあちゃんやおじいちゃんと日本語でお話ししてほしいので、ある程度日本語も話せたらいいなという程度です。
Q:お子さんと一緒に行くオススメ地元スポットを二つ教えて下さい。
The Living Coast Discovery Center:地元の小さな水族館です。
Lake Murray:ピクニックしたり釣りをしたりトレイルを散歩したりして楽しんでいます。
Q:好きな子供ブランドはどこですか?
ターゲット, Old Navy, Oshkosh セールだとびっくりするくらい安いです。
Q:趣味は何ですか?
ワークアウト:ランニング、ズンバなど全般好きです。今年初めてフルマラソン走って完走しました。秋にはSpartan Raceに出ます!
クラフト:娘の髪飾りを作ったり、ミシンで簡単なものを作ったりしています。
読書:小学生のころから本が大好きです。
園芸:小さい庭で野菜やハーブを育てています。
Q:今後の夢は何ですか?
自分の夢は、大学に戻って途中になっている勉強を再開することです。家族の夢は、健康一番、何があっても揺るがない信頼し合える家族というチームを作ることです。子どもに関する夢は、やりたいことはできるだけやらせてあげて、いろんな経験をして将来への視野を広げてあげたいです。夫婦の夢は、リタイア後のんびり旅をすることです。
【インタビューを終えて】
サンディエゴ在住のさちこさんとはSkypeでインタビューをした後、実際にサンディエゴでお子さん達も含めて会うという機会にも恵まれて色々お話を聞かせて頂きました。旦那様がミリタリーという事で、その生活・住居状況・ミリタリーママ達との関係性等々も聞かせて頂きました。眩しい笑顔で、フットワークが軽くて、とてもアクティブなさちこさん。パーフェクトじゃなくても大丈夫!という子育てを心がけているようで、子供さんに対しても大らかでいいなと感じました。家族の夢は「何があっても揺るがない信頼し合える家族というチームを作る」というのがとても印象的な言葉でした。自分の夢、家族の夢、子どもの夢、夫婦の夢、って全てに夢を持ちながらアメリカで生きている姿が本当に眩しく思えました。インタビューのご協力本当に有り難うございました!