MAMA TalkのAriniさんが「日本の伝統文化を海外に伝えたい」という想いで家族と起業し、アメリカでのプロモーション活動を続けてきた「Kimono Project -Imagine One World-」。7月5日、オレンジカウンティーコスタメサのSouth Coast Plazaでアメリカ初のファッションショーが行われました。Kimono Projectは「2020年の東京オリンピックに向けて、日本伝統文化の華であり象徴と言えるKimonoで世界を映すという思いで、それぞれの国の文化や伝統を、最高の着物の技術とデザインで創作する」という九州発祥のプロジェクトです。
South Coast Plazaのメリーゴーランドのある吹抜け広場で行われました。和太鼓、尺八、ピアノのアンサンブルがモール中に響き渡っていました。特にアメリカ国歌をアレンジしたオリジナルの曲は、独立記念日の週末にぴったりで、ちょうど女子サッカーワールドカップが始まる直前でもあったため、アメリカと日本の両チームへの応援歌にも聞こえてきて、何とも感慨深いものがありました。
今回のアメリカファッションショーでお披露目された着物は、7種類。南アフリカ、リトアニア、ツバル、ブータン、ブラジル、カタール、アメリカ。
南アフリカの着物。
アメリカの着物には、国の象徴であるアメリカンイーグル、野球、フットボール、ハリウッド映画、自由の女神、州の花々が刺繍されています。何と、リンカーン大統領、J.F.ケネディー大統領、アポロスペースシャトルも描かれているとのことで、お客さん達は興味津々に着物の詳細に見入っていました。西陣織の手法で作られた、アメリカを表現した着物。是非作られた過程を見てみたいと思わずにはいられない美しい出来上がりでした。
アメリカの着物。
着物、音楽、ダンス、MC、ショー全てのプレゼンテーションが素晴らしくてあっという間の１時間でした。システージにいる人達だけでなく、裏方の人達も真剣な眼差しでショーを見守っていて、このプロジェクトへの熱意を会場の空気からも感じることが出来ました。Ariniさんから話を聞いた時、とてもいいプロジェクトだなと思い着物をサイト等で見てはいたのですが、やはり生で見て空気感を感じることができたのは格別でした。
ブラジルの着物。
観客の中には子供達も沢山いましたが、子供達にとっても世界の国々について知ったり、世界は一つだという事を感じる機会になったのではと思います。アメリカの国をイメージして作られた日本伝統の着物を見る。日本人とアメリカ人のハーフの娘は、この着物を見てどんな風に思うんだろう？と想像していました。２０２０年東京オリンピックの時には、７歳になっている娘。１９６カ国の着物を見ながら世界中の国や文化や人々の話ができるのかなと思うと今から楽しみです。LA在住ママが携わっているこの素晴らしいKimono Project、これからも応援しています！
Message from Imagine One World Incorporation....
"The basis of friendship and good will is harmony between people. Many countries are limited by their own logic and beliefs. We aim to reach beyond the boards of race, religion, and economic differences through promoting a concept of "living peacefully together", utilizing kimono influenced by Japanese spirit of "wa" or harmony. In this project the culture and characteristics of each country are expressed in their own individual kimono. In this picture the six models are smiling showcasing how each of these six "countries" are joined as one despite their differences. Our goal is to make 196 kimono, each representing a country participating in the 2020 Tokyo Olympics and Paralympics. Through this presentation to the global community, we hope to have as many people as possible empathize with our message."
公式サイト：http://piow.jp
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